Yahoo!対策
2005-10-03、Yahoo! JAPANは今までのカテゴリ登録サイトの優先表示から、
ウェブ検索の優先表示に、キーワード検索を変更している。
カテゴリ型とロボット型
検索エンジンには、カテゴリ型とロボット型がある。Yahoo! JAPANも、
この二つを表示するようにしている。
カテゴリ型は、ビジネスエクスプレスなどを利用したカテゴリ登録サイトを表示する。
「登録サイト検索結果」に表示される。
これに対してロボット型は、現在の「ウェブ検索結果」に表示される。
Yahoo! Slurpというクローラ(スパイダー)とも呼ばれるロボットがサイトを巡回し、
データベースに自動的に登録し、
アルゴリズム(順位付けルール)によってページを表示する。
ロボット型の「ウェブ検索」の順位アップのために
ウェブ検索が優先される以上、Yahoo!対策としては、
Googleと同じようなロボット型の対策が必要となっている。
基本的には、順位アップ対策のSEO以下、(1)センテンスマークアップ、
(2)アンカーコンテキストマッチ、(3)リンク最適化の通りである。
- 順位アップ対策のSEO
- センテンスマークアップ
- タイトル
- メタタグ紹介文
- 見出しタグ(h1など)
- 強調タグ(strong・em)
- キーワード位置・近接度
- メタタグ
- アンカーコンテキストマッチ
- リンク最適化
- リンク最適化とロボット巡回
- サイトマップとナビゲーション
さらに、SEO以前の問題として注意すべきことは、下記の通り。
- タグの重み付け
- wwwのありとなしの不具合
- ディレクトリ構成の問題
最後の「ディレクトリ構成の問題」は、Yahoo!対策として
見落とされがちだが、非常に重要なポイントである。
カテゴリ登録
実は、Yahoo!のウェブ検索は、純粋なロボット型とはなっていない。
ひとつは、カテゴリ登録サイトが有利であるのではという疑惑、もうひとつは、
カテゴリ登録でのサイトのタイトルや紹介文が、
ウェブ検索でも使い回しされていることである。
順位を上げたければ、ビジネスエクスプレスに投資してでも
カテゴリ登録に向かうべきなのだが、
タイトルや紹介文がユーザーの関心を引くものでなければ、
せっかくの上位表示もクリックしてもらえないという泣き言も漏れ聞こえてくる。
Yahoo!(YST)のアルゴリズム
Yahoo! JAPANのウェブ検索結果は、Yahoo! Inc.(米Yahoo!)の
YST(Yahoo! Search Technology)の日本語版を採用している。
Yahoo!(YST)のアルゴリズム、ページの順位付けルールなどは非常に分かりにくい。
Googleとはかなり違っている。
ちなみにGoogleのアルゴリズムは、キーワードをどのようにページに書き込むか、
どういったタグが重み付けされているか、どうやってリンクをたくさん受けるようにするか、
などのことである。(本当はこれも怪しい…)
HITS(Hyperlink-Induced Topic Search)とは
もっぱらYahoo!(YST)のアルゴリズムは、HITSを採用しているといわれている。
HITSとは、Hyperlink-Induced Topic Searchの略、Jon Kleinbergが
考案したアルゴリズムである。キーワード検索の時に、
Webページを特徴付けるハイパーリンクが重要視されているということである。
重要なページにリンクされているページは、やはり重要であるというアルゴリズムであり、
このリンク情報を順位付けの重要なエレメントとしていることは
GoogleのPageRankと同様である。
特徴的なのは、ハブ(Hub)とオーソリティ(Authority)というコンセプトである。
あるトピック(ページのテーマ、中心キーワード)について、
関連するページへ多くリンクを発しているページは情報連絡網(ハブ)として役に立つ。
また、上記のような数多くのハブページからリンクされているページは、
そのトピックの情報について権威(オーソリティ)があると認められる。
そういった考え方が基本となっている。
ハブページは優良リンク集であり、オーソリティページは優良コンテンツである。
HITSアルゴリズムは、超単純化すると、ハブページ(サイト)からリンクを受ける量によって
オーソリティ度が上下し、検索結果のランキングに反映するということになる。
つまり順位付けは、ハブページからのリンクの数によって決定される。
参照:HITS(Hyperlink-Induced Topic Search)の疑問をリストアップ
Yahoo!(YST)の更新と順位変動
Yahoo!対策としては、順位アップのほかに、自サイトのページが
登録されるかどうかという問題も生じている。
検索対象になることを「インデックス」されるとも言う。
2005-04-01以降、Yahoo! JAPANのウェブ検索結果、
つまりYSTで順位変動が起こっている。さらに、
一部のサイトでインデックス数が激減している。
Weather Report
- Update Tim - YSTの更新と順位変動
- Second Weather Report - Yahoo!のインデックスが再び更新される
- Yahoo Update - 順位変動とインデックス増減
- Fourth Weather Report - Yahoo!のインデックス更新予告
- Fifth Weather Report - Yahoo!の更新予告 第5弾
- Sixth Weather Report - Yahoo!(YST)の第6更新予告
- Yahoo!のインデックスが先週末に更新 - オフィシャル・レポート
- Yahoo!の8回目のインデックス更新 - Weather Reportと順位変動
- Yahoo!(YST)の9回目のインデックス更新 - Weather Reportと順位変動
米Yahoo!の公式ブログで2006-05-30現在、通算9回ほど更新が"予報"されている。
そのたびに、インデックス数が劇的に増減し、また順位変動が起こっている。
アルゴリズムを変更しているようだ。
Yahoo! JAPAN独自の変動
アメリカYahoo!のYSTの更新に加えて、日本Yahoo!も独自の
順位付けルールの更新を行っている。
- Yahoo!のウェブ検索結果に、カテゴリ登録のタイトルとスニペットが表示されている
- Yahoo! JAPANのウェブ検索で順位変動 - 日本語JPドメイン名の異常繁殖
- Yahoo!順位変動 - 米Yahoo!、日本語URIのWikipedia・はてな・e-Wordsなど
リンク構造の見直し
YST更新の都度、インデックスの増減が起こっているが、
特定のリンク構造になっていないページが消去されているものと想像される。
つまり、 YSTが認めるようなリンク構造の条件を満たしていない場合、
これからもインデックスされることもなければ、
今インデックスされていても削除される可能性がある。
これは、Googleでも同じで、被リンク数が少ないと、ロボットが巡回して来ていても、
検索されない、インデックスに追加されないという現象が起こっている。
YST、ハブ・オーソリティのアルゴリズムが好むように、
自サイトのリンク構造を再検証する必要があるだろう。
- リンク元のページのトピックは何か
- リンクが書いてある箇所の前後の文章
- (そのページのトピックとの関連性、リンク先のトピックとの関連性)
- リンクを受けているページのコンテンツ(リンク元のトピックとの関連性)
- リンク元が複数ある場合のそれぞれの素性(同一ドメインの重複具合)
- 自サイトの場合は、トップからディレクトリ(階層)や各末端ページとリンクの
- 順路(どれだけ必然な流れになっているか)
Yahoo!とディレクトリ問題
ディレクトリをたくさん作りその中にindex.htmlしかない、
あるいはディレクトリがまったくない、そういった不自然なディレクトリ構成の場合、
このサイト構造が原因の一つとなってYahoo!の
インデックス削除などに悩まされる可能性がある。
参照:ディレクトリと検索エンジン対策 :間違いだらけのSEOとスパムのペナルティ
最後に、Yahoo!のウェブ検索のヘルプから引用しておく。
| 全体 |
あなたのサイトのようなコンテンツを探している
インターネットユーザーが、検索時に使うキーワードを想定し、
サイトのタイトルや本文に含めます。
|
| タイトル |
<titile>METAタグを使って、興味を引き、かつサイトの
コンテンツにふさわしいタイトルを付けます。
|
| サイトの説明文 |
「description」METAタグを使って、
サイトの説明文を正確に記載します。
興味を引き、かつサイトのコンテンツにふさわしい説明にしましょう。 |
| キーワード |
「keyword」METAタグを使い、ページに関連する
キーワードをリストアップします。
すべてのページに当てはまるキーワードよりも、
ページ固有のキーワードをそれぞれ記載するとよいでしょう。 |
| リンク |
ページ内には、それぞれの内容に合ったテキストリンクを設置します。
文字列が画像ファイルで表されていると、
検索エンジン用ロボットが正しく認識できない場合があります。
また、イメージマップで設定されたリンクはロボットが
巡回しない場合があります。すべてのページを
検索エンジン用ロボットが巡回できるようにトップページに
サイトマップのリンクを設置することをお勧めします。 |
| 画像 |
ALTテキストを指定します。 |
| 関連ページとのリンク |
関連サイトの管理者やコンテンツ提供者を通じて、
関連ページとのリンク数を増やします。
ただし、リンク数を増やす目的で関連性のないページとの
リンクを増やす行為は「検索エンジンスパム」とみなされるため、
表示順位が上がることはありません。 |
Yahoo! JAPANの検索で、「ウェブ検索結果」に出ない時
Yahoo!の「検索エンジン用ロボットの巡回先への推薦」は、
Yahoo! JAPAN - 検索結果に表示させる方法へ。
なお、Yahoo! JAPAN IDを入力する必要がある。
|