馬術において障害飛越競技(しょうがいひえつきょうぎ)とは、
飛び越さなければ通過できない施設(障害)が設置されたコース(経路)を、
乗馬して通過する技術を競う競技である。
障害飛越競技は他の馬術競技と同じく、人馬単位で出場する。
すなわち、騎乗する馬の調教も競うことになる。 ただし、自分の馬を所有していない
初心者のための競技として、開催者側から馬を貸与する方式がとられることもある。
この場合は対戦する相手同士が同じ乗馬を使用することになる。
競技形式はいくつかあるが、基本的に採点は減点方式で行われる。
- 障害に触れるなどしてバーを落下させた場合は減点。
- 馬が障害を避けたり、障害の前で停止してしまった場合は、反抗として減点。
- 反抗が2回(国内ローカルルールで3回)で失権。
- タイムを計測するが、通常は規定タイムを超過した
- 場合には通常4秒ごとに減点が加算される。
減点数が等しかった場合には、障害の難度を上げて決勝戦を行う
ジャンプオフを行ったり、タイムの早い方を勝者とするなどで勝敗が判定される。
ルール
ブリティッシュ馬術の流れを汲む競技であり、礼儀に関してもルールが定められている。
- 服装は礼服または軍服の正装。
- 入場後、審判に敬礼。その後スタートの合図を出されてからスタートを切る。
などである。
選手は競技前に経路を下見することができるが、このとき障害に触れることはできない。
この機会を使って、距離や歩数、回転半径など走行計画を組み立てることになる。
下見には指導者など選手以外も参加を許される。
障害は飛越方向が定まっており、赤い旗を右手に、
白い旗を左手に見て飛ぶ方向にしか通過を許されない。
これに違反した場合は経路違反で即失権となる。
また、障害の飛越順序も定められており、これを違えた場合も同様である。
(飛越方向や順序を定めない競技形式もある)
2反抗もしくは3反抗や経路違反で失権となるほか、
落馬、合図前のスタートなども失権の対象となる。
失権者の得点は、失権した以降のすべての
障害を失敗したものとして大幅な減点がなされる。
障害飛越は、騎乗した選手が、スタート・ラインとゴール・ラインの間に高さと幅が
異なる数個の障害物(バー、障壁、ダブル・トリプル、水濠など)をいろいろな
間隔、向きで配置した規定コースを走る競技です。通過時間(スピード)と、
拒否(スムースに越えたかどうか)、落下させた障害物の
個数を減点法によって評価して成績を競います。
飛越する障害の高さによって、中障害(120cm程度)と
大障害(160cm程度)に区別しています。
1936年のロサンゼルススオリンピックで、西竹一中尉がフランス産のウラヌス号に
乗ってゴールドメダリストになったことは有名です。
最も普及している飛越競技
日本では馬術競技の中で飛越競技が一番普及しており、
国体を始めいろいろな競技会のほとんどが飛越競技で成績を競います。
その他の競技種目の普及は、欧米と比較してはるかに遅れています。