【 乗馬とは 】
2 馬の取扱い
(1) 馬に近づくには
馬が馬房内にいるときと、厩舎外に繋がれているときとは多少違います。
馬房内にいるときは、必ず「ホー」「ホーラ」と低く声をかけ、馬が人に注意し、
落ちついているようだったら、静かに馬の左側から近づきます。
初めて接する馬の場合には、十分馬に声をかけて馬が馴れてから馬房に入り、
草や人参を与え、左肩側より頸や背を柔らかく叩いて愛撫をしてやります。
馬が馬繋柱につながれている時には、まず馬の1mぐらい前方で、
馬の顔を静かに見つめてその目や耳の動き方をよく見ます。
馬が耳を人の方に向け目も落着いたとき、静かに「ホー」「ホーラ」と声をかけながら
近づき、頸をなで、左肩側より近寄ります。
このように、馬に近づくには絶えず馬の目や耳に注意し、
馬が人の予告を承知した状態が現われたときためらわず一気に近寄ります。
人がこわごわ近寄ったり、威嚇するように近づくと馬に不安を与え、
攻撃されることがあります。
(2)馬を側方に寄せるには
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馬を側方に動かしたいときには、まず後駆を移したい側に
移動させてから、前駆を動かします。
図のように右に寄せるには、左手で馬の口に近い手綱を持って
軽く手前に引き、右手を伸ばしてAのように馬の腰の部分を
右へ静かに押して後駆を右へ移し、
ついでBのように肩を押して前駆を右へ移動させます。
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(3)肢を上げるには
肢を上げるためには、まず馬を正しく立たせます。
左前肢を上げるときには馬を安心させながら左肩を軽く右の方へ押し、
今まで左前肢にかかっていた体重を右前肢に移し、左手で左前肢の管を握り肢をあげ、
図のように右足を後に両足を開いて左手で繋の所を握り、
馬の膝を自分の左股に乗せて支えるようにします。
この時自分の身体の左側で馬の左肩を少し押し加減に支えてやると
馬の体重が上げた肢にかかってこないので長く上げていられます。
後肢も前肢と同じ要領ですが、馬の肩から自分の体をなるべく接して背を撫で、
そのまま尻から肢におよびなでながら、管を握り肢を持ちあげます。
後肢の時は、馬が前肢よりも上げることを嫌ったり、蹴る真似をする馬が時々ありますが、
この時、怖がって手を放すと、本当に蹴られることがあるので、
あわてることなく管を握ってしばらく我慢していると、大抵馬が従います。
下図のように球節の部分を自分の左股の上に託すようにし、
前肢と同じように自分の身体の左側で馬の左後肢を右の方に押します。
一般に危険を予防するためには、まず馬の肩側から馬体に接して行動し、
片手は常に馬体に触れるようにします。 馬体から離れることは
かえって危険が多いので注意しましょう。
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1)前肢(堅固に保持する場合)
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2)後肢(堅固に保持する場合)
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1 十分に左足を踏み込んで、
馬の膝を左股にのせて支える。
2 左手で繋の部分を握る。
3 馬が、左側に体重を移さないように
身体の左側で馬を支える。
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1 後駆を左へ倒さないように
馬の左股を身体の左側でささえる。
2 左手で繋の部分を握り、
球節部分を左股で支える。
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(4)馬体の手入れ
馬体の手入れは、日課として重要な仕事です。
体にブラシをかけ毛の手入れをすることは、フケを取り、
皮フをマッサージすることによって血液の循環を良くし、健康増進に役立ちます。
また、汗をかいた後は十分に拭き取って早く乾燥させてやります。

(5)蹄の手入れ
蹄に汚物や泥土をついたままにしておくと、蹄内の水分を吸収して蹄を乾燥させるので、
水でこれらを洗い流し清潔にします。
水分を補給するため水洗いをしたらすぐにふき取らないで自然に乾くのを待ち、
適度な湿りを保つため蹄油 (植物性の油)を塗ります。
蹄を不潔にして湿った状態で放置しておくと、
蹄の裏から腐ってくる病気になることがあります。
手入れをする時は、必ず馬体を検査して病気やけがの発見、
予防や保護に努めることが大切です。
(馬の管理参照)
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| 馬の首にブラシをかける時は図のように寝張頭絡を持つのがよい。 |
馬が□でいたずらをする時は図のように肘で予防するとよい。 |
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馬体の後ろの部分にブラシをかける時は左手で体を支えるようにするとよい。
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馬の後ろを通る時は図のように馬の尾のつけ根あたりを持つとよい。ただし、十分注意すること。 |
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